産み分けするには排卵日を知ることが大事

基礎体温から推定する産み分け成功のポイントを握るのは、排卵日をなるべく正確に見つけることです。排卵から次の月経が始まるまでは、月経周期の長さにかかわらず、ほぼ14日といわれています。月経周期が決まっている人は、次の月経予定日から14日さかのぼった日が、排卵予定日と推測できます。ただし、この方法は月経周期が不順の人にはつかえませんし、ふだん月経が順調でも、ふとしたきっかけで排卵リズムが乱れる可能性もあります。より正確に排卵日を推定するには、基礎体温を測ることがおすすめです。基礎体温とは、いちばん安静にしているときの体温のことです。基礎体温は、ホルモンバランスに影響されて微妙に変化します。そこで、日々測定してグラフにすると、月経のサイクルをつかむことができるのです。月経開始とともに基礎体温のグラフをつくると、まずは低温期が続きます。そして、排卵直前に体温が著しく著しく低下する日があり、排卵日を迎えます。そののち高温期に入って、やがて次の月経を迎えるのです。このパターンが一定であるかどうかで、ホルモンバランスが正常か、排卵がきちんとおこなわれているかを、判断することができます。

①基礎体温からわかること

〈低温期〉月経から排卵までは、エストロゲンというホルモンが分泌されて、卵胞の成長をうながします。この時期の体温は、ほぼ36・0度~36・5度に保たれます。そのため、この期間を「低温期」と呼びます。〈排卵〉卵胞が成長していくと、エストロゲンの分泌も増えていきます。エストロゲン分泌のピークと入れ替わりに、黄体形成ホルモン(LH)が大量に分泌されます。これをLHサージと呼びます。排卵は、このLHサージのピークから15~24時間ほどあとに、起こります。
〈高温期〉排卵後は、卵胞から分泌されるプロゲステロンというホルモンが一気に増えます。プロゲステロンには、体温を上昇させるはたらきがあるため、体温は36・3度~36・7度くらいまで上がります。この期間を「高温期」と呼びます。妊娠していると、高温期は14週ごろまで続きます。妊娠していない場合は、体温は2週間ほど高いまま保ったあと、次の月経が始まるとともに、ふたたび低下します。

②基礎体温を測る

〈体温計を選ぶ〉低温期と高温期の差は、0・5度くらいしかありません。この微妙な差を計測するには、小数点以下第2位まで表示される婦人体温計をつかう必要があります。水銀体温計は、もっとも正確な測定ができますが、測定に時間がかかります。手軽なのは、電子体温計です。自動的に測定結果を記憶してグラフ化する機能や、排卵日を予測する機能のついたものもあります。〈基礎体温を測る〉婦人体温計は、もっとも体温の高い舌の裏側のいちばん奥で計測します。いつも同じ場所で測るようにします。毎朝なるべく同じ時間に、目覚めてすぐ測り、そのあいだは体を動かしてはいけません。体温計は眠る前に、枕元に用意しておきましょう。
計測が終わるまでは、起き上がったり、寝返りしたり、伸びやあくびをしたり、だれかに話しかけたりしてはいけません。たっぷり眠ったあとでないと基礎体温はわからないので、少なくとも4時間以上の睡眠をとってから測ります。そのためにも、夜更かしせず、朝も極端に早い時間に起きるのはやめましょう。

③基礎体温表のつけ方

〈毎日継続して記録する〉基礎体温は、少なくとも2、3か月は毎日計測し、
記録します。測りそびれる日や、注意点を守れないときもあるかもしれませんが、あきらめずに記録を続けましょう。2、3か月ほど記録をとっていくと、自分のリズムがわかってきます。〈折れ線グラフにする〉数値を記録したら、「基礎体温の変化」の図のような基礎体温表に折れ線グラフで記録します。基礎体温表は、薬局やクリニックで入手できます。折れ線グラフにすると、体温の変化がよくわかります。また、体温以外に、月経、セックスの有無、おりものものの状態、体調などを書きこむといいでしょう。

④基礎体温表を読みとる

〈読みとりのポイント〉基礎体温表は、日々の測定値の上下ではなく、

1サイクル全体のグラフの動きを見ることがたいせつです。排卵が起きているかどうかは、次の3つのポイントをチェックします。

(1)低温期と高温期に分かれている
(2)月経開始から20日以内に、排卵日を推定できるものの状態、体調などを書きこむといいでしょう。

④基礎体温表を読みとる〈読みとりのポイント〉基礎体温表は、日々の測定値の上下ではなく、1サイクル全体のグラフの動きを見ることがたいせつです。排卵が起きているかどうかは、次の3つのポイントをチェックします。

(1)低温期と高温期に分かれている
(2)月経開始から20日以内に、排卵日を推定できる
(3)高温期の期間が10日以上続いているこのポイントを満たしているときは、排卵していると考えられます。

高温期に入る前、体温が急激に下がる日の2~3日後が排卵日と思われます。もっとも、基礎体温には個人差があって、体温の急降下がはっきりしない人や、高温期への移行に数日がかかる人もいます。そのようなケースでは、大ざっぱに「体温が上がりはじめるときが排卵日」と推定すればいいでしょう。〈排卵サイクルがわからないとき〉次のような場合は、クリニックで診察を受けたほうがいいこともあります。

・低温期と高温期が分かれない低温期と高温期の差が0・4度以下の場合、黄体ホルモンのバランスが崩れているか、排卵がおこなわれていない可能性があります。40日以上続くようなら、受診して検査をしたほうがいいでしょう。・低温期が長い低温期が20日以上ある場合は、卵巣機能がうまく働い働いていない可能性があります。・高温期が短い排卵後の高温期は、ふつう12~15日間続きます。高温期が9日未満のときは、卵子が未成熟か、黄体機能不全かもしれません(反対に、12~15日たっても高温期が終わらないときは、妊娠している可能性があります)。・体温が大きく何度も上下するグラフが乱高下しているときは、排卵を特定できません。基礎体温の測り方の基本を確認しましょう。
測り方に問題がなければ、生活習慣を見直す必要があります。生活が不規則だったり、睡眠時間が短すぎたりするために、体温が一定しない場合もあります。それらの要因を改善しても、グラフの乱れが治まらないようなら、クリニックで排卵リズムを検査することをおすすめします。
排卵日を知るためのさまざまな方法排卵日を推定するには基礎体温表をつけるのが基本です。とはいえ、基礎体温表だけで排卵日を特定するのは、なかなか難しいものです。次の方法を総合的に組み合わせることで、排卵日やその時間帯をより詳しく知ることができます。

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