「産み分け」の基本について理解しよう

腟のpH値を調整する

産み分けの重要なポイントとして、腟のpH値を、希望する精子に有利なように調整することがあります。腟は、雑菌が入り込むのを防ぐために、つねに酸性の粘液でおおわれています。腟の酸性度が強いと、酸性でも比較的強いX精子に有利になりますし、酸性度が低いと、動きの活発なY精子が有利です。
腟のpH値は、次の条件によって変動します。

①排卵日のサイクル

腟の奥にある子宮頸管の周りには、子宮頸管粘液と呼ばれる粘液が分泌されています。この粘液は、排卵日から遠い時期はかなりかたく、酸性に傾き、精子や雑菌の侵入を防いでいます。排卵日が近づくと、頸管粘液は水分を含んでサラサラになり、強いアルカリ性に変化します。そして、その頸管粘液が腟に流れこむにつれて、腟の酸性度はだんだん中和されていき、排卵日には、腟の酸性度はもっとも弱くなります。これは、精子が運動しやすい環境をととのえて、精子を導きいれ、受胎をおこなうための、自然のしくみです。精子の寿命は2~3日で、前述したとおり、X精子のほうがY精子より、わずかに寿命が長いという特徴があります。また、卵子の寿命は24時間です。つまり、妊娠できるのは、排卵日前3日から排卵後1日の、5日程度ということになります。
産み分けでは、このわずかな期間の、腟のpH値の変化を利用します。――女の子がほしい場合腟内の酸性度が高く、X精子に有利な、排卵日の2日前にセックスをします。それ以降1週間は禁欲、あるいは避妊をします。これは、排卵日が近づいて、腟の酸性度が低くなってきたとき、Y精子が受精しないようにするためです。――男の子がほしい場合腟内の酸性度が低くなり、Y精子に有利な、排卵日当日にセックスします。その後は、妊娠の可能性がなくなる時期まで、避妊します。これは、排卵日を過ぎて腟内の酸性度が高まるとき、X精子が受精しないようにするためです。

②オルガスムス

セックスを楽しんでいるカップル、濃厚なセックスをするカップルには男の子が生まれる、という噂があります。俗説のようでもありますが、まったく根拠のないものでもありません。というのは、女性がセックスによって快感をおぼえて、オルガスムスに達すると、子宮頸管から強いアルカリ性の頸管粘液が分泌されるからです。腟内が酸性からアルカリ性に傾くと、X精子に比べて酸性の環境には弱いものの、アルカリ性の環境において活発に活動するY精子が受精に有利になります。――女の子がほしい場合あっさりしたセックスで、腟を酸性に保ちます。そのために女性がオルガスムスを感じる前に射精すると、X精子(女の子の精子)が生き残りやすくなります。
――男の子がほしい場合濃厚なセックスで、腟がアルカリ性に傾くと、Y精子(男の子の精子)が生き残りやすくなります。女性がオルガスムスをなるべく感じてから、射精します。

③ピンクゼリーとグリーンゼリー

腟内の酸性度を人為的にコントロールする、産み分け用のゼリーもあります。
女の子を妊娠するには、腟内で酸性の環境を保つはたらきのある、ピンクゼリーをつかいます。男の子を妊娠するには、腟内の環境をアルカリ性に変えるはたらきをもつ、グリーンゼリーをつかいます。このゼリーはイギリスで開発され、ビネガーやベーキングパウダーなどの食品を原料としています。人体にまったく害がなく、副作用の心配もありません。セックスによる激しい運動を繰り返しても、化学変化を起こす可能性もないので、安心してつかうことができます。
――女の子がほしい場合ピンクゼリーをつかいます。ハローベビーガール潤滑ゼリーという商品もあります。――男の子がほしい場合グリーンゼリーをつかいます。ハローベビーボーイ潤滑ゼリーという商品もあります。ゼリーは、SS研究会(産み分け研究をしている産婦人科医の組織)に加入している指導医のもとで、入手できます。また、「産み分け情報局」の通信販売から、購入することもできます。男の子を希望する場合は、グリーンゼリーと合わせて、リンカル(リン酸カルシウム)という栄養補助食品の服用がすすめられています。リンカルは、グリーンゼリーを処方するクリニックで購入することができます(詳しくは「リンカル(リン酸カルシウム)を摂る」)。

ストレスと産み分け

ストレスは、ホルモンの分泌に大きな影響を及ぼします。第2次世界大戦中、激しい空爆のあったときに妊娠していたドイツのお母さんからは、性同一性障がいの男の子が多く生まれた、という報告があります。これは、妊娠中の女性に大きなストレスがかかったため、男の子らしさをつくりだすアンドロゲンの分泌が抑えられたから、と考えられています。なお、ホルモンの分泌は、性分化だけでなく、
受精卵の着床にも影響を及ぼしているようです。たとえば、強いストレスにさらされているときは、コルチゾールというホルモンが多く分泌されます。アメリカ生殖医学会の報告によると、妊娠前、コルチゾールの血中濃度が高い女性は、女の子を授かる確率が明らかに高い、とされています。「大事件や事故のあとでは、女の子が生まれやすくなる」という報告もあります。ストレスが強いときは、Y精子の受精と着床が妨げられるのかもしれません。近年では、2001年9月11日の米国同時多発テロのあとは、ニューヨークで男の子の誕生が急激に減った、といわれています。

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